2023/05/29 21:49



先週末、ご家族で手焙煎体験講座を受講して頂きました。


職場でインスタント中心に飲まれているご主人。

お家でドリップをしてコーヒーを楽しんでおられる奥様。

そして、小学生の男の子と弟くん。


いつもドリップされている奥様は、

「ドリップしたときに豆が膨らまない」

「どうも後味が悪い、エグ味がある」

「買ってきた焙煎豆が美味しいのは最初だけ」

などなど、いつものコーヒーに何か納得できない事をお話し頂き、講座がスタート。


講座では最初に私がその場で手焙煎をして、そのコーヒーを飲んでもらいます。

「あ~ いい香り~」(奥様)

部屋中に焙煎の香りが広がります。

そして焙煎を始めて約5分で出来上がり。

「えっ?もうできたん?」(ご主人)

僕も(x2)やってみたい!」(お子様)


でもその前にご家族全員で試飲。

「後味のスッキリ感が全然違う」(奥様)

「いつもは味を気にせず飲んでるけど、このコーヒーは違う。美味しい」(ご主人)

「美味しい!(x2)」(お子様)


そしてテキストに沿って煎りたてコーヒーの美味しさ、良さの理由をお話しし、皆様ご納得の様子。


では、いよいよ実習です。

「やってみたい!(x2)」

お子様が焙煎にとても嬉しい興味を持たれた様で、お父さんお母さんの補助を受けて自分で手焙煎。

生豆を器に入れて左右に振っていると、いい香りがしてきて5分ほどで茶色に変わって出来上がり。

手品を見た様だったのかもしれません(笑)


初めてなので多少の煎りムラできましたが、これも全然問題なし。深煎り浅煎りのブレンドになっただけですから。

何よりコーヒーの出来たて、例えるなら「炊きたてのご飯」です。

そして、ご自身で焙煎した豆を使って淹れたコーヒーと、市販のコーヒーとの飲み比べ。

市販のコーヒーを飲まれて風味のなさに愕然。

「もうコーヒーじゃない(笑)」


お子様も自分で焙煎をして飲んだコーヒーがとても美味しかった様で、大満足。

何よりも、上手く出来たという成功体験をされ、少し誇らしげでした。


「とっても美味しかった」

「今日はコーヒー作りをしたよ」

お子様からもとても嬉しい言葉を頂きました。


奥様も思案されていましたが、やっぱり匠の購入をご決断。

ほぼ毎日ご夫婦2人で3回(計6杯)飲むということですが、手焙煎なら豆の使用量も半分で済むので、約1ヶ月を生豆1000gで賄えます。

焙煎豆だと1800~2000gの量が必要になる計算です(根拠はblogの最後に記載しています)。

生豆は保存ができますし(というより、生豆状態でしか保存できない 。焙煎豆は保存しない!)、生豆は焙煎豆より安価です。

つまり、飲めば飲むほどお得で美味しいコーヒーがお家で飲める!

奥様には匠の柄巻きの麻紐の色を決めて頂き、オリジナルの「my焙煎器」に致します。

出来上がりまでしばらくお待ちくださいね。


時間や温度管理はしなくても、焙煎器「匠(たくみ)」を使えば美味しい焙煎豆が簡単にできあがります。

皆さんも手焙煎を始めてみませんか?

あなただけのコーヒー、

全く新しいコーヒーの世界が待っていますよ。


◎使用量の根拠です◎

手焙煎の煎りたて焙煎豆では、計量スプーン1杯(約10g)で250cc(カップ2杯分)抽出します。

生豆は焙煎すると膨らみます。計量スプーン生豆1杯が、焙煎豆では2杯分に膨らむのです。

つまり、

『 生豆1杯(20g) ⇒【焙煎】⇒ 焙煎豆2杯分 (500cc=カップ4杯分)』

(焙煎後は水分が蒸発するので、重量は軽くなります)


今回のお客様は2人で1日6杯ということなので、

『6杯x30日=180杯』

『180杯分淹れるのに必要な焙煎豆=計量スプーン90杯』

『焙煎豆90杯=生豆45杯分』

『生豆1杯20g x 45=900g』

まあ、そんなにキッチリいかないでしょうから、余裕を見て【1000g】になります。