2023/10/22 19:58
新鮮なコーヒーを飲んでいますか?
美山福寿庵のブログにようこそ。
毎年秋、福寿庵にとっても恒例になりました、
「あたご山野草苑 黒豆祭り」
今年は寶泉寺先々代ご住職の33回忌法要と重なり、私は閉会間近に顔を出す程度になりました。
その間は出店方法を覚えてもらった知人に任せていました。
そんな理由もあって、いつもは会場を通り抜けた山頂で「天空カフェ」をさせてもらっているのですが、今年は会場の入り口付近で出店。
「近っ!」
って言ったお客さんもいたとか(笑)
天空カフェからの眺望は、他ではなかなか見ることのできない絶景ですが、山頂まで上がることのできない人にも飲んでもらうことができ、良いこともありました。
出店場所を確保して頂き、主催者をはじめスタッフの皆さんにはお礼を申し上げたいです。
ありがとうございました。
さて、コーヒーのお話です。
当日はいつもとドリップする人間が違いました。
ピンチヒッターの知人は、初めての出店で(しかもほぼ一人で)かなり緊張し、終わったあとも「美味しくなかったんじゃないか?」と心配していましたが、さてさて、どうだったんでしょうか?
私が会場に到着した後もしばらくドリップしてもらいましたが、その時飲まれていたお客様は皆さん「美味しい~」って言ってました。
私も飲んでみましたが、うん、いつもの福寿庵のコーヒーと大差なし。
上手くドリップ出来ている、と感じました。
なにを話したいのかというと、
コーヒーの風味はドリップ方法で大きく左右されない、
ということです。
今ではドリッパーの形状やドリップポット、抽出温度など、ドリップ時に様々な選択肢があり、その選択で大きく風味が変わるように言われています。
確かにその選択や方法によって風味は変わります。
しかし、一番大事なのはやっぱり焙煎豆。
そのフィルター内の焙煎豆、新鮮な焙煎豆ですか?
いつ焙煎された豆ですか?
一番はそこです。
焙煎豆の鮮度が最大の決め手、風味を左右するはずです。
ドリップの条件の違いはそのあとの話しです。
なぜなら、私たちは「コーヒー豆を透過したお湯を飲もうとしている」からです。
そのお湯には豆の成分がたくさん含まれています。
焙煎後日数が経過し、酸化、劣化した豆から抽出された成分が果たして美味しいでしょうか?
ドリップ方法に拘り、そんな豆の成分がより多く抽出されたとしたらどうでしょうか?
あたご山野草苑でコーヒーを飲まれるお客さんには、リピーターさんも多くいらっしゃいます。
今回飲まれたリピーターさんも、いつもの後味スッキリ、それでいて豊かな余韻が広がる福寿庵のコーヒーを飲まれたはずです。
福寿庵は焙煎豆の鮮度を大切にし、これからも新鮮なコーヒーを届けます。
次回のあたご山野草苑の出店は来年6月の予定です。
またあたご山野草苑でお会いしましょう。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
美山福寿庵 藤井